収蔵作品や遺品並ぶ 岡谷で高橋靖夫回顧展

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岡谷市立岡谷美術考古館で開かれている「高橋靖夫回顧展」

岡谷市出身で今年4月に死去した画家高橋靖夫氏=享年83=をしのぶ「高橋靖夫回顧展」が、市立岡谷美術考古館で開かれている。全館を展示スペースに使用し、同館収蔵作品など30点以上を飾るほか、画材などの遺品や生前の貴重な写真を展示している。来年1月10日まで。

画家を父に持つ高橋氏は子どもの頃から芸術に触れて育ち、中学で県展、高校で一水社展に入選。東京藝術大学に進んだ。国画会展で多数の賞を受けたほか、審査員を務めた。一方で後進指導や地域の美術文化の発展に尽力。女子美術大学で教える傍ら、岡谷市の実家に構えたアトリエで絵画教室を主宰し、晩年には市美術会顧問を務めた。

館収蔵の同氏の絵をここまで多く一度に公開するのは初めて。大学時代から晩年までの作品が並び、作風の変化を感じられる展示内容になっている。同館によると、若い頃は赤や青などの強い色を用いた抽象的な絵を描いたが、晩年はヨーロッパの画家の影響を受けてパステル調などの柔らかな画風の絵を制作した。

古里岡谷で過ごした子ども時代の記憶を想起して制作したという晩年の作品「地にあるもの」シリーズもあり、25日からは諏訪湖や天竜川など岡谷をモチーフにした作品を並べるスペースを作る。同館は「中央で活躍した人が地元にいたことを知ってほしい」と来場を呼び掛けている。

開館時間は午前10時~午後6時。休館は毎週水曜日と祝日の翌日、12月13~17日、同29日~1月3日。入館料は一般370円、小中学生160円。諏訪郡内在住・在学の小中学生と岡谷市内在住・在学の高校生は無料。

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