外国人が求めるまちの未来像は 駒ケ根市WS

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在留外国人から将来のまちづくりについて意見を聞いたワークショップ

将来的な中心市街地の再整備を見据えて海外出身者の声をまちづくりの参考にしようと、駒ケ根市は28日、市内に住む外国人らを対象とした「中心市街地未来ビジョンワークショップ」を同市中央のこまがね市民活動支援センターぱとなで開いた。アジアや南米出身の在留外国人10人が参加。それぞれの視点から暮らしやすく、足を運びたくなるような環境について語ってもらい、外国人が求める中心市街地像を探った。

建物の多くが老朽化したJR駒ケ根駅周辺の中心市街地について、将来的に大規模な再整備が必要になるとの想定から今年度事業化したワークショップ。運営は専門家として市街地の再整備などに携わる県建築士会の上伊那支部に委託し、未来の中心市街地についてさまざまな関係団体や市民から意見を聞いている。

この日は多文化共生のまちづくりに取り組むボランティア団体「地球人ネットワークinこまがね」の仲介で、日本語教室や交流事業に参加している外国人が出席した。同支部の会員6人が進行役を務め、3グループに分かれて意見交換。参加者からは「みんなが集まるシェアキッチンがほしい」「市内の移動が不便。公共交通機関があれば」「住宅の確保が難しい」などさまざまな声が寄せられた。

市内企業にエンジニアとして勤務するベトナム出身で来日4年目のヌイン・ディン・ディンさん(28)は「静かな街。周りの人はみんな親切」と駒ケ根の印象を語り、市街地の再整備に向けては「遊べる所が少なく、外国のレストランもあまりない。市内でベトナムの食材を購入できれば」と話していた。

同支部では今後、市内に本部を置く青年海外協力協会や駒ケ根商工会議所青年部、若者などを対象としたワークショップを重ね、参加者の意見を集約する形で将来のまちのデザイン案を作成する計画。市は来年度以降に策定を予定している市街地総合再生基本計画に同案を反映させる方針だ。

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