「穴倉」のんびり冬の作業 茅野市泉野

LINEで送る
Pocket

いろりを囲んでしめ飾り作りが行われている茅野市泉野の穴倉

茅野市泉野にある住民の冬場の作業場兼憩いの場「穴倉」が今年も開場した。例年12月初めに関係者が集い穴倉開きのセレモニーを行うが感染予防の観点から今年も行わず静かな滑り出し。穴倉運営委員会の地元のお年寄りたちがいろりの煙にいぶされ、世間話をしながらのんびりとしめ飾りなどを作っている。

穴倉は、地面を1メートルほど堀り下げ、かやぶき屋根をかけてある。かつては地区内に多数あったが消滅し、住民らが、地域の文化を後世に残そうと十数年前に復活させた。

作業を行うのは、平澤治運営委員長ら78~82歳の男性5人。それぞれ自宅で栽培した稲わらを使い、年内は親戚などから頼まれた正月飾りを主に製作。わらは穴倉近くにある水車でつくことで、柔らかく、扱いやすくなる。余ったわらも活用して太い綱に仕立て、おかめや鯛、扇などを飾った豪華なしめ飾りが完成する。

佐藤袈裟一さん(82)が作るリース型ドア飾りには茶わん1杯分にもなりそうな稲穂がずっしりと取り付けられ「玄関に飾るとスズメが来るし、中に入れるとネズミが来て、どっちも大変」と笑いを誘った。布草履作りは正月明けから。問い合わせは泉野地区コミュニティセンター(電話0266・70・1606)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP