うな重載せた気球成層圏へ 映像の撮影に成功

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成層圏にうな重を打ち上げ、撮影に成功した松本工業高校の生徒たち(右から白瀬聖武さん、竹村龍人さん、徳永大さん)と宮澤健社長(左)

うなぎのかば焼きを宇宙に送るプロジェクトに取り組むうなぎ料理店「観光荘」(岡谷市川岸東)と松本工業高校(松本市)の3年生3人が、うな重や360度カメラを載せた気球を成層圏に飛ばし、上空11キロのVR(仮想現実)用映像の撮影に成功した。気球はその後も上昇し、34キロに到達。予備カメラでうな重と地球というユニークな映像も撮った。10日から公開している。

撮影に成功したのはいずれも電子工学科の徳永大さん(18)、竹村龍人さん(18)、白瀬聖武さん(18)。旧飯田工業高(現飯田OIDE長姫高)の生徒が2012年に気球に載せて成層圏まで飛ばした撮影機器が昨年11月、8年ぶりに回収されたというニュースを機に、今回の挑戦を決意した。生徒たちを支える校外の専門家と観光荘が取り組む宇宙食開発のコンサルタントが知り合いだったことで、両者の連携が始まった。

気球は11月27日午前10時ごろ、新潟県上越市で打ち上げ、25分後に同県魚沼市上空で高度11キロに到達。VR用の映像はこの地点で途切れたが、予備カメラは撮影を続け、福島県猪苗代湖上空で最高高度まで上がり、2時間25分後に同県南相馬市に落下した。

機器は山中で回収。映像を見た生徒たちは「すごく衝撃的だった。感動とうれしい気持ちでいっぱい」などと話した。生徒の挑戦を間近で見守ってきた観光荘の宮澤健社長(44)は「当初は頼りなかった3人がプロジェクトを通じてたくましく成長した。今回の成功を励みに自らの宇宙食開発の挑戦も成功させたい」と語った。

一部の映像は同店ホームページ(https://kankohso.co.jp/)からアクセスできる同プロジェクトのクラウドファンディングのページで公開している。

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