リニア残土、農地かさ上げに活用 飯島町

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飯島町は16日の町議会全員協議会で、リニア中央新幹線の工事で発生する残土を使い、天竜川河畔で町の浸水想定区域でもある本郷の島河原地区で農地のかさ上げに向けた計画を進めると明らかにした。次世代に向けた安全安心な農地について検討してきた地権者や地元の思いを受け継ぎ、今後は町が主体となって国、県やJRと調整して計画や協議を進めていく。

町が計画を進めることに地権者全員の同意を得たことを受けて、全協で方針を示した下平洋一町長は「長い懸案で地権者や区の皆さんが3年以上検討してきた経過がある。今後は町が前面に立って進め、細部を詰める中でしっかりと取り組む」と説明した。

同地区は天竜川に架かる飯沼橋で中川村と接する。堤防から数メートル低い段に約12ヘクタールの農地が広がり、米やそばなどが栽培されている。

かさ上げする高さや必要となる残土の量などは未定。先進的なスマート農業など次世代へつなぐための方策も視野に入れながら、栽培品目なども地権者の意向を踏まえながら検討し、県が進める県道改良との連動性も図れるよう協力も求めていく。

町建設水道課は「安全度を高め、今以上の農地にするための事業。地権者や地元、関係機関の考えを聞く中で進めていく」と説明。リニア残土の受け入れの意向については、年内にも照会先の県へ伝えていく。

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