新山保育園の新園舎完成 伊那市

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完成した新山保育園の新園舎と給食調理場(左奥)

伊那市が建設を進めていた同市富県の新山保育園の新園舎が完成した。老朽化に伴う建て替えで、隣接する新山小学校と共同の給食調理場も新たに整備した。新山地区は市の「田舎暮らしモデル地域」の指定を受け、地域ぐるみで移住定住の促進に取り組んでおり、保育園整備をさらなる園児の確保につなげていきたい考えだ。新園舎では1月4日から保育を始める。

市によると、旧園舎は1963年度に建設され、老朽化が進んでいた。一方、人口減少による園児数の減少に伴い2009年度に休園したが、地域住民による園児確保の取り組みにより14年度に再開した。市はこうした地域の熱意や園児数の見通しも踏まえ、建て替えを決めた。

新園舎は木造平屋建てで、延べ床面積は307平方メートル。リズム室・3~5歳児保育室1室、未満児保育室1室を設けた。一体となったリズム室・保育室は可動式の家具などで仕切って多目的に利用することができる。地域産材をふんだんに使い、木のぬくもりを感じられる施設にするとともに、木質ペレットを燃料とするボイラー、ストーブも設置した。定員は40人。

給食調理場は鉄骨造り平屋建てで、延べ床面積は272平方メートル。試運転を経て1月17日から供用を始める。当面は保育園のみの給食を作り、来年度に新山小の配膳室が完成したところで小学校の給食も作り始める予定。

設計・監理を清水設計事務所、建築工事をヤマウラ伊那支店、機械設備工事を長野日設工業、電気設備工事を林電機商会が請け負った。総事業費は約4億5000万円の見込み。引き続き3月末まで外構工事を進める。

25日には園舎完成式が開かれ、市、市議会、地元の関係者など約30人が出席した。白鳥孝市長はあいさつで、休園から再開に至った経過に改めて触れながら「これからさらに園児が増えて安定的に子どもたちが学んでいけるよう期待する」と述べた。

地元の丸山重昭上新山区長(67)、味田村清司北新区長(66)は「移住者にとって大きな魅力になると思う。これがきっかけとなって定員いっぱいまで園児が増えてくれれば」と話していた。

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