待望の成人式、年明けに 上伊那7市町村

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上伊那地方の7市町村で来年1月、成人式が開かれる。昨年度はコロナ禍で中止や延期となったため、開催は2年ぶり。各市町村では感染防止対策を徹底し、新成人を迎える。新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着きつつある一方で、変異株「オミクロン株」への懸念もあり、関係者らは動向を注視しながら「待ち望む新成人のため、実現させてあげたい」との思いを強くしている。

ワクチン2回接種後となる今冬に設けた式典。伊那市の長谷地区は1月1日、同市高遠町地区と駒ケ根市、飯島町は2日、南箕輪、中川、宮田の3村は3日、伊那市の伊那地区(旧伊那市の8地区)は9日、箕輪町は10日に行う。

感染対策として、参加者には2週間分の健康チェックシートの提出を求めるほか、ワクチン接種、検査の陰性結果の証明書を提示してもらう自治体もある。

伊那市の成人式は、冬に延期した伊那地区が7会場で行うほか、高遠町、長谷地区が例年通り1月に実施する。今夏には昨年度の全地区の成人式も行う予定だったが、コロナが収まらず中止に。昨年度の対象者には、パンフレットや記念品が贈られた。

駒ケ根市は感染拡大防止に配慮し、規模を縮小。密を避けるため、多くの誘導員を配置し、参加者が一方通行で受付や式典会場入り、退場ができるように案内する。社会教育課の担当者は「コロナが落ち着いた状況で何とか開催できれば」と期待する。

南箕輪、中川の両村は2部制を導入し、午前に昨年度、午後に今年度の成人式を開く。箕輪町は密集回避のため、新成人を2グループに分けて受付時間を分散。飯島町は式典後クラス会などを計画している。

宮田村の成人式は、対象者でつくる実行委員会らが「是が非でも行いたい」と計画。村公民館は「当事者たちは熱意を持って準備を進めてきた。感染が広がらずに無事挙行できるよう祈るばかり」と話す。

このほか辰野町は、今夏に予定していた今年度の式を来年8月に行う予定。

 ◇◇◇

「ようやく開催が決まった」。伊那市境の着物店「たちばな伊那店」の店長、若月淳さん(31)は表情を緩める。振り袖のレンタルや着付け、ヘアメークなど、元日から10日にかけて約60人の予約が入った。電話での問い合わせも相次ぐ。好みの晴れ着を選ぼうと、冬休みに入った大学生や母親らが連日訪れているという。昨年は式の中止で大きな打撃を受けたとし、「無事に終わってほしい」と若月さん。「一生に一度しかない節目。精いっぱい門出に花を添えるお手伝いがしたい」と期待していた。

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