歩行者と自転車「分離」 湖周サイクリングロード基本計画素案

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諏訪湖周の道路を管理する県諏訪建設事務所と岡谷、諏訪、下諏訪の3市町は、「湖周サイクリングロード」の整備に向けた基本計画の素案をまとめ、2日から住民意見の募集を始めた。安全性と快適性を重視し、歩行者、自転車の通行空間の「分離」を基本方針に設定。湖周16キロを10区間に分け、区間ごとの自転車道・ジョギングロードの整備イメージを示した。駐輪場を備えた休憩施設の候補地も明記した。

住民意見は31日まで受け付ける。要望・提言を加味して最終案をまとめ、首長らの同意を得る方針。県は来年度当初予算案に一部区間の詳細設計費を計上しており、計画決定後、県管理区間を皮切りに事業が動き出すことになる。

県管理の湊小学校付近~諏訪湖ヨットハーバー(反時計回り)では、現在のジョギングロードを自転車道として再整備。湖側に新たなジョギングロードを造り、車道の路肩部分には高速自転車の走行区間を確保するとした。諏訪市が管理する「かりん並木」の前後区間は、堤防を市道側に拡幅して自転車道の用地を生み出す計画でいる。

安全、円滑に対面通行できる自転車道を目指し、全体の65%に当たる10.35キロ区間で3メートル幅を確保するとした。歩行者との接触事故を防ぐための路面表示やカラー舗装も施工。「小径の駅」と名付けた休憩施設を、眺めのいい下諏訪町のみずべ公園や、岡谷市の諏訪湖ハイツ付近など8カ所に設けると記載した。自転車修理が可能な「サイクルステーション」も複数箇所に置く考えだ。

課題だった諏訪湖畔公園と岡谷湖畔公園付近の自転車道に関しては、公園利用者の安全確保のため、園内を避ける形で整備するとしている。

観光活性化や健康増進、自転車を利用する高校生の安全にもつながるとして、早期実現を望む声は多い。県と3市町の担当者は2日、「国交付金の活用も視野に入れる。歩調を合わせて整備を進めていく」と強調した。

素案は各機関のホームページに掲載するほか、県諏訪合同庁舎、市役所・町役場などで閲覧できる。意見は郵送や持参、ファクス、電子メールで受け付ける。

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