「まん延防止」適用開始 小中校はリモート授業

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新型コロナウイルス対策のまん延防止措置の期間開始を受け、諏訪地方の小中学校でもオンライン授業などの対応が始まった。複数児童の感染が確認された下諏訪町内の小学校では、期間開始を前に感染が確認された翌日の日から、児童個々に割り当てられたタブレット端末を活用したリモート授業が行われている。

町では昨年1月末までに町内4小中学校でネットワーク環境を整備し、キーボード脱着式タブレット端末を児童生徒用1341台、教員用101台を配備。全員が1人1台利用できる環境を整えた。

夏ごろには各校でタブレット端末を活用した授業の研修が行われ、教材の整備も進めてきた。コロナ等による休校を想定し、児童生徒がタブレットを自宅に持ち帰り、各家庭の通信環境の確認も行ってきた。

児童がコロナに感染した小学校では、感染が確認されたその日にタブレットを自宅に持ち帰るよう全校児童に指示し、保護者には学習カリキュラムや課題を指定場所に取りに来るよう依頼。翌日から一部の学級でリモート授業を開始し、次の日にはすべての学級で1~2時間程度のリモート授業を行った。

同校によると、初めてのリモート授業だったが、事前準備や教員間のノウハウの共有により比較的スムーズに授業ができ、心配された低学年も問題なく行えているという。

授業を行った教員からは「国語や英語の授業で児童の口の動きが分かる」「家庭での児童の様子が把握できる」「健康観察が可能」「マスクを取った素顔が見られる」などのメリットも挙げられている。感染している児童が授業に参加できることも、大きな利点だという。

一方、児童生徒が一斉に利用することからネット接続に時間がかかり、授業開始が遅れるケースも。通信環境の悪い家庭への対応も課題に挙げた。

ほかの自治体の家庭からは、小学校休校に伴うリモート授業について「家は部屋が少なく、きょうだいが同じ部屋で受けたり、登園を自粛している弟や妹がいたりと、落ち着いて授業を受けられる環境がない。公民館など、希望すればリモート授業の時間に利用できる受け皿が近所にほしい」との声も寄せられた。

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