2016年3月3日付

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開幕まで1カ月を切ったプロ野球は、3月に入ってオープン戦が本格化してきた。これからは主力選手が続々と登場し、若手はふるい落とされていく▼セパ12球団は、2月末まで九州各地や沖縄県を中心とした温暖な場所でキャンプを張った。これまで実績がない若手たちは、体力の限界に挑んで力量アップを目指した。レギュラーや1軍への生き残りをかけて首脳陣に必死にアピールしてきた▼キャンプを伝えたスポーツ紙には「早くも球速150キロ」、球団名を小さく配した上で「〇〇 打点王」といった威勢の良い見出しが連日躍っていた。報道を額面通りに受け止めると、各球団とも若手が全ポジションを奪うぐらいの勢いだった▼しかし、最終的にはどの球団でもベテラン勢や外国人が開幕に照準を合わせて仕上げていく。ふたを開ければメンバーは前年とほぼ変わらないことも多い。その中でも、活躍めざましい新戦力が台頭するチームが覇権を握る。若手の伸びしろの大きさが、評論家の順位予想を覆す結果に導くのだから面白い▼大リーガーのイチロー選手は次のような名言を残している。「努力した結果、何かができるようになる人のことを『天才』というのなら、僕はそうだと思う。人が僕のことを努力もせずに打てるんだと思うなら、それは間違いです」。今季は、どんな若手が25日の開幕戦でスタメンに名を連ねるのか。今から楽しみだ。

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