2022年3月15日付

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地域のスポーツ報道に長く携わり、競技に打ち込む選手たちのさまざまな姿を見てきた。喜びを爆発させる様子、悔しさでいっぱいの表情…。取材する側としてもホッとしたり、残念がったり。一生懸命な姿勢から、大きなパワーをもらえる▼試合に勝った側は笑顔を浮かべ、冗舌になる。その一方で敗れた側は肩を落とし、大粒の涙を流して悔しがる。勝負の世界だから仕方がないと分かっていても、複雑な感情が入り交じる。1回戦でも、決勝戦でも同じ。全てにドラマがあるからだ▼歯を食いしばって厳しい練習に耐え、自分のため、仲間のために勝利を目指す。逆転に次ぐ逆転の攻防や、土壇場で試合をひっくり返す展開も少なくない。最後まで諦めない姿が見ている人を感動させ、勇気を与える。年齢に関係なく、夢中になって取り組めるのもスポーツの妙味▼伊那谷に春の到来を告げる「春の高校伊那駅伝」が20日に迫った。全国各地の高校生ランナーが顔をそろえ、伊那市の中心市街地を駆け抜ける。男子第45回、女子第38回を数える今大会には、県内外から男女計184チーム(男子122、女子62)がエントリーしている。昨年末の全国高校駅伝で優勝した男子の世羅(広島)をはじめ、各地の強豪が参加予定。どんなレースを見せるか楽しみだ▼スポーツは、見る側も感動や刺激を得られる世界共通の文化。結果に関係なく応援し続けたい。

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