「自分のこととして考えて」 湯浅教授が講演

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子どもや若者の支援を「自分のこととして考えて」と話す湯浅さん

子どもや若者の支援を「自分のこととして考えて」と話す湯浅さん

NPO法人子ども・若者サポートはみんぐ(櫻井裕記代表理事)は10日、設立記念講演会を伊那市荒井のいなっせで開いた。約80人が集まり、法政大学現代福祉学部教授の湯浅誠さんの講演「生まれてきてよかったと思える社会を」を聴講。同法人で取り組む子ども・若者の自立支援や居場所のある地域づくりを考える機会にした。

湯浅さんは「生まれてきてよかったと、子どもにだけ思ってもらうのでは虫が良すぎる」と述べ、同時に考えていくべき地域づくりのヒントとして島根県海士町の事例を紹介。「海士町がなぜ人を呼ぶか。産業があるからではない。そこにいる人たちと何かをしたら楽しそうだからだ」と解説した。

1島1町の小さな島の人々の印象として、「この地域に生まれてよかったという自信を持っている」と述べると、「子どもの問題の前に、わがごととして考えることだ。まずは暮らしている地域が社会としてどうなっているか、どこを直したらいいのかを考えていかないといけない。かわいそうな子どものために何かをやってあげよう―ではどこかひとごと。自分のこととして考えて」と提言した。

「はみんぐ」は、上伊那子どもサポートセンターと若者参加のまちづくり協議会を一体化した団体で、今年6月法人格を取得。いなっせ内に事務局を置き、子どもたちへの学習支援や子ども・若者の自立支援、誰にでも居場所と出番があるまちづくりなどに取り組んでいる。問い合わせははみんぐ(電話0265・76・7627)へ。

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