神宮寺石でアロマストーン 第1弾テスト販売

LINEで送る
Pocket

神宮寺石で作ったアロマストーンを発表するプロジェクトメンバーら。(右から)内堀さん、北原さん、丸安精機製作所の長峰偉紘さん、小島会長

諏訪市中洲神宮寺の諏訪大社上社本宮周辺でまちづくりを進める「上社周辺まちづくり協議会」は30日、地元産の神宮寺石で作ったアロマストーンのテスト販売を開始すると発表した。石材加工は地元の石柳北原が手掛け、県内企業3社が金属や木材、アクリルの台座を製造し、洗練されたデザインに仕上げた。「神宮寺石を知ってほしい」と願っている。

神宮寺石は神宮寺や上社周辺で産出された安山岩。柔らかく細工がしやすい上、風化や腐食に強く、高い吸水性がある。盆栽や石塔のほか、市有形文化財「長澤の石幢」や諏訪大社上社本宮の斎庭などに用いられている。現在は採掘されていないため、石柳北原が保管する素材を活用した。

アロマストーンは協議会メンバーらでつくるJigujiブランドプロジェクトチームが1年かけて開発した。新ブランド「Jiguji Stone」の第1弾で、神宮寺石の吸水性の高さや希少性に着目。石柳北原の北原大貴社長(49)が円形や四角形に加工し、水滴が中央に集まるよう手磨きでくぼみをつけた。

色はあずき色と鈍色の2種類。オイルを染み込ませて香りを楽しむ。火や電気を使わないため安全安心な商品だ。台座は丸安精機製作所(諏訪市)と目黒工芸舎(同)、大河内家具工房(塩尻市)が担当し、アルミ、ナラやヒノキ、アクリルなどで8種類の意匠を用意した。価格は5000~1万2000円(税別)。協議会事務局長でUNYdesign代表の内堀法孝さん(65)がデザインを手掛け、1級技能士の北原社長による加工・産地証明書を添付する。

北原社長は「この機会に地域の皆さんに神宮寺石を知っていただけたら」と期待。協議会の小島実会長(71)は「神宮寺の歴史を背負った石で健康に寄与する美しい商品ができた。ブランドを地域活性化の一助にしたい」と語った。同チームは、神宮寺の温泉水を使った麺作りにも取り組んでいるという。

アロマストーンは石柳北原のほか、SUWAガラスの里のSUWAプレミアムショップで販売し、購入者の声を踏まえて10~11月にも本格販売に移行する。

おすすめ情報

PAGE TOP