下社山出しまで1週間 準備進む3地区

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8、9日に行われる諏訪大社御柱祭の下社山出しまで残り1週間となった。今回は、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着かず、トレーラーで御柱2本ずつ計8本を運搬する。岡谷市、下諏訪町、諏訪市上諏訪の大総代で構成する御柱祭下社三地区連絡会議が決定したルールにより、トレーラーの前後には柱ごと70人程度が隊列を組み、棚木場から注連掛まで御柱を先導して進む。3地区の準備状況を紹介する。

◆岡谷市

岡谷市が担当する5本の御柱の運搬は、春宮四(湊)と春宮三(川岸)が8日午前、秋宮四(旧市内3区)が8日午後、春宮一(旧市内7区)と春宮二(長地)が9日午前に実施。それぞれ曳行役員約70人が隊列を組み、御柱を乗せたトレーラーを先導する。

岡谷市御柱祭典委員会(木下敏彦委員長)では、感染警戒レベル「4」以上の場合必要な抗原検査のキットを参加者分確保。3月末までに各柱の責任者を通じて配布した。

木下委員長(68)は「手探りなところもあるが、ある意味特別な御柱祭となる。まずは山出しをしっかりとやり終えたい」と話している。

◆下諏訪町

下諏訪町は、町内の各種団体などでつくる町御柱祭実行委員会が昨年3月に発足。9部会が連携して準備を進めてきたが観覧席の中止を受けて規模を縮小して交通規制や仮設トイレの設置などを行う。3月上旬に感染症対策チームを開き、医師の助言の下、感染症対策を徹底して臨む。

綱打ちは各区や地区ごとに2月下旬から3月上旬にかけて実施。3月19日には同町が山出しで担当する秋宮一と秋宮三の柱の木作りを行った。

実行委の有賀守・曳行部会長(67)は「次の御柱祭に向けて技術とともに下諏訪の人々の御柱祭に対する気持ちを残したい」と話した。

◆諏訪市上諏訪

上諏訪地区奉賛会は昨年10月に結成した。高齢化で人材不足の地区があることから、やる気のある若者が地区推薦で各係に参加できる仕組みを構築。職人が多い伝統と誇りを大切にしながら、職業に関係なく祭りの技術と心を分かち合う環境を整えてきた。

昨年12月の綱打ちを経て、3月26日には御柱の木作りを終えた。4月中旬には里曳きに向け総決起大会を開く計画だ。山本泰事務局長(61)は「一生懸命準備をしてくれている若い人たちに頭が下がる。里曳きができるようになれば一人でも多くの皆さんに参加してほしい。追加登録を受ける方向で検討しています」としている。

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