大雨災害に警鐘 諏訪市ハザードマップ改訂

LINEで送る
Pocket

6年ぶりに改訂された諏訪市のマルチハザードマップ

諏訪市は、市内で起きる可能性がある災害の特徴や被害想定、対策をまとめたマルチハザードマップを改訂し、市内各戸への配布を始めた。最大規模降雨に基づく被害想定や小河川ごとの集水域図を新たに記載し、災害時の行動を時系列で記載するマイ・タイムラインの作成も促した。市は出前講座の項目に追加し、地域防災力の向上に向けた取り組みを推進する方針だ。

改訂は2015年3月以来6年ぶり。改訂版はA4判全カラー90ページで、従来より16ページ増えた。地区ごとに「洪水・土砂災害」と「地震危険度」の地図を作成した。想定最大規模降雨は、上川流域の48時間総雨量を790ミリなどと想定し、浸水区域の水深や浸水継続時間、河川氾濫時に倒壊する家屋の範囲や河岸浸食の区域を記載。「1000年に1度」の大雨被害に警鐘を鳴らし、注意を促した。

集水域図は、平地を取り囲む山々の尾根の線を記し、降った雨が流れる方向を矢印で示した。地震液状化マップ、ため池(蓼の海・科の木)ハザードマップ、避難所一覧、避難情報(警戒レベル)、避難に関する情報入手先なども紹介した。マイ・タイムラインは作成方法を説明し、災害リスクと警戒レベルに応じた行動、避難場所、連絡先などを記載できるようにした。

表紙には、昨年8月の大雨災害で増水した上川下流域を撮影した写真(NPO法人諏訪広域ドローン協力会提供)を掲載。「災害年表」には大雨災害を追加し、諏訪湖の水位上昇に伴う内水氾濫で床上14棟、床下245棟の浸水被害があったことを記録した。

2万6000部作り、うち2万2000部を4月上旬までに市内全戸に届ける。残りは市役所1階ロビーと3階危機管理室のほか、転入者にも配布。4月以降に市ホームページでも公開する予定だ。

危機管理室は「災害にはいろんな種類があり、想定を超えた被害が起こる可能性がある。ハザードマップをご家族でご覧になっていただき、周囲の危険を確認して災害時の避難に役立ててもらえたら」と話している。

おすすめ情報

PAGE TOP