2022年4月14日付

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スピードスケート女子金メダリストの小平奈緒選手=茅野市出身=が10月の大会を最後に現役を引退すると発表した。飽くなき探究心で道を切り開き、国際舞台で活躍を続けた。感動をありがとう、お疲れさまでしたと伝えたい▼おとといは地元信州への思いがにじんだ記者会見だった。会見会場に長野市内を選び、同市内で開く予定の大会をラストレースに決めた。会見では柔和な笑顔を絶やさなかったという。金メダルに輝いた平昌五輪後は周囲の目が気になり、「小平奈緒を演じなければいけないと感じていた」と語っていた。少し重圧を肩から降ろした表情だったかなと思った▼2019年の台風19号災害では長野市内で多くのボランティアと一緒に汗を流したと聞く。平昌五輪のレース後にライバル李相花さんと抱き合った姿も印象的。そうした行動が自然にできることが多くの人に愛されている理由だと感じる▼記憶をたどると、小平選手の中学時代に1度だけリンクサイドで話を聞いたことがある。あまり言葉は多くなくてコメントが聞き出せずに焦ったが、間違いのないことを言おうと言葉を選んでいたのかもしれない。ご本人は覚えていないと思いますが…▼スケートだけで人生が終わりたくない-と会見で語っていた。どんな新しい道を模索するのだろう。そして自身が大好きというスケートとどう関わっていくのかがやはり気になる。

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