伊那市長に白鳥氏4選 八木氏退ける

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集まった支持者とともに万歳三唱で再選の喜びを分かち合う白鳥孝氏=24日午後9時5分

任期満了に伴う伊那市長選は24日投開票され、現職の白鳥孝氏(66)=無所属、西箕輪=が、新人で会社役員の八木択真氏(43)=無所属、山寺=を破り、4期目の当選を果たした。一騎打ちの戦いを制した白鳥氏は1万9913票を獲得。八木氏に6528票の差を付けた。同日程で実施の市議選が定数21を6人上回る27人の立候補で激戦となったことなどを受けて、投票率が上昇。過去最低だった前回選を10.49ポイント上回る62.52%となった。

三つどもえの戦いだった前回選でも顔を合わせた白鳥氏と八木氏の再対決。2氏は市政の「継続」と「転換」を主張する立場でそれぞれ論戦を繰り広げたが、有権者は3期12年の実績を強調する現職に信任を与えた。

白鳥氏は昨年12月に立候補を表明。4期目の重点政策に「福祉の充実」を掲げ、コロナ禍で課題が浮き彫りとなった貧困家庭や困窮する事業者の救済、子どもの医療費完全無料化、保育料の引き下げ検討などを実施すると訴えた。

新型コロナの感染対策で選挙前の集会を開催しない方針を打ち出す一方、市内全域を網羅する後援会が支持拡大につなげる運動を展開。白鳥氏自身は90社近い企業を訪問し、政策を主張。知名度も生かして幅広い支持を得た。

八木氏は昨年11月に出馬を表明。40代の若さを前面に打ち出し、世代交代による市政の刷新を訴えた。市長の退職金を廃止し他の事業の財源に充てる公約などを掲げ、白鳥氏の手法に異論も唱えたが、基盤の薄さもあって広がりを欠き、新風を巻き起こすまでには至らなかった。

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