龍神の舞奉納へ練習 諏訪市本町2丁目有志

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「龍神の舞」の練習に励む「諏訪龍神」のメンバー

諏訪大社御柱祭の上社里曳きに向けて、諏訪市本町2丁目の有志が受け継ぐ「諏訪龍神の舞」の練習が4月29日夜、JR上諏訪駅東口横の駅前駐車場で行われた。御柱祭に毎回彩りを添える龍神の舞だが、新型コロナウイルスの影響で演舞を披露するのは2年ぶり。新人1人を含む会員約15人が演舞の流れと竜の動きを確認し、5月4日の本番に臨む準備を整えた。

龍神の舞を継承する「諏訪龍神」によると、昭和30年代、諏訪商工会議所が中心となって「龍神まつり」が行われ、上諏訪駅周辺の複数の町内が舞を披露した。まつりは数年で途絶えたが、白竜1頭で始めた本町2丁目は、日本舞踊花ノ本流師範に振り付けを依頼し、おはやしは諏訪大社神楽太鼓を参考に制作。雄竜と雌竜の2頭が織りなす勇壮な舞に発展させた。

メンバーは30~40代を中心に男女合わせて20人。地元商店の2代目が核となり、住民や賛同者にも門戸を広げている。全長約15メートルの竜は頭と胴体、尾の担当を決め、緑色の雄を6人、赤色の雌を5人で担ぎ、代表の土橋宏次さん(67)が指揮を執る。

御柱祭や高島城祭に欠かせない龍神の舞だが、新型コロナの影響で高島城祭への出演機会を奪われ、練習もできずにいた。練習再開は4月。雄竜と雌竜に分かれて練習を重ね、5回目となった29日夜は初めて2体の竜がそろい、伝統の所作を確認した。

約15分に及ぶ演舞は心霊に導かれた竜が天空を巡り、諏訪の地に降りて神となる独自の物語。勇ましく飛び回った2体の竜が身を寄せ合ってとぐろを巻く「二重とぐろ」でクライマックスを迎える。竜が頭を高くもたげて向き合う姿は圧巻で、拍手喝采が起きる場面でもある。

土橋代表は「練習量は十分ではないが、本番前最後の練習で何とか間に合わせることができた。大勢の人に見ていただき、楽しんでもらいたい」と話している。

奉納演舞は4日午前9時30分から諏訪大社上社本宮拝殿前の斎庭で行う。その後、本宮境内と北参道周辺でも披露する。

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