盛大に長善館御柱 調布で120人曳行

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東京都調布市にある諏訪地方出身者らの学生寮「長善館」は16日、「第125回記念祭」を開き、6年に1度の特別イベントとして御柱の曳行(えいこう)をした。入寮する約40人の男子学生やOB、同館を運営する公益財団法人諏訪郷友会の関係者、地域住民ら総勢約120人が参加。長さ6メートル余の御柱1本を近くの商店街などでにぎやかに曳(ひ)いた。1891(明治24)年の同館創立から125年の節目となる今回は祝賀行事と位置付け、盛大に繰り広げた。

買い物客でにぎわう仙川商店街で御柱を曳く参加者=東京都調布市

買い物客でにぎわう仙川商店街で御柱を曳く参加者=東京都調布市

学生が主体となって毎年10月に行う「記念祭」は館創立当初から続く伝統行事。館生全員で長持ちを担ぎ、花笠踊りとともに地元の仙川商店街を練り歩くのが恒例で、今年は諏訪地方の御柱年にちなんで御柱の曳行を計画した。

諏訪大社から、前回御柱祭で建てた下社秋宮三の古御柱の先端部分の払い下げを受け、加工し直して使用。寮の敷地内に祭る「長善館諏訪神社」で神事をした後、曳行は京王線仙川駅前からスタート。路面を傷つけないよう台車に載せた御柱を、買い物客でにぎわう商店街を通って寮まで300メートル余り曳いた。

卒館生でもある岡谷市木遣保存会の横内孝文さん(64)=岡谷市=と、下諏訪町木遣保存会の田嶋里美さん(37)=下諏訪町=が木やりを響かせ、参加者が「よいさ、よいさ」と声を合わせた。沿道では通行人が一斉にカメラを向けていた。寮に到着後、建て御柱を行い、玄関脇に建てた。

館生委員長を務める大学3年の山田良明さん(21)=下諏訪町出身=は「諏訪の伝統行事を多くの人の前で披露できて良かった。御柱祭に関心を持ってもらえたらうれしい」と笑顔。郷友会の堀内敏宏理事長=原村出身=は「125年の節目とあって例年より参加者も多く、学生も元気に取り組めた」と話していた。

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