「馬の背ヒュッテ」取得へ 伊那市議会可決

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伊那市議会は11日の臨時会で、市側が提出していた、市が南アルプスの山小屋・仙丈ケ岳馬の背ヒュッテを取得する議案を賛成多数で可決した。取得予定価格は7500万円。市は取得後、内部を改装して新型コロナウイルス感染対策を講じ、今シーズン中の営業を目指す。

市によると、取得物件は木造2階建ての山小屋(延べ床面積180平方メートル)とトイレ(4平方メートル)。取得費用は今年度一般会計当初予算に計上済みで、新たに改装費用を一般会計補正予算案に盛り、市議会6月定例会に提出する。

審議では、飯島光豊氏が「実際に経営は成り立つか」と質問。市側は「ヒュッテは仙丈ケ岳登山の要所にあり、南ア北部最大クラスの収容人数。多くの登山者に愛されている」とし、「経営は成り立つ。今回の投資額は営業収益的にみれば6~7年で回収したい」と述べた。具体的な経営形態や改装工事の金額については明言を避けた。

馬の背ヒュッテは、市営南ア林道バスの終点・北沢峠から徒歩で約3時間、標高2640メートルの地点にある。仙丈ケ岳を目指す前日に宿泊する登山者が多く、コロナ禍前は年間約3000人が利用した。コロナ禍と山小屋所有者の高齢化を理由に一昨年から休業。所有者が市への譲渡を望む要望書を提出し、市側も「安全な登山を確保するために必要な山小屋」との認識を示していた。

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