浄水場の監視強化 灯油混入問題で駒ケ根市

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駒ケ根市赤穂の広範囲で水道水に灯油が混入した問題で、市は18日に開いた市議会全員協議会で流出の経過や今後の対応について説明した。杉本幸治市長は「多くの市民や事業者に多大な迷惑と不便をおかけした」と改めて陳謝。市側は再発防止策として、灯油が流れ込んだ同市菅の台の切石浄水場の水質監視体制を強化し、取水方法の変更を検討する考えを示した。

灯油の混入は9月23日午前8時ごろ、複数の市民からの通報で発覚。その後の調べで、同市菅の台の宿泊施設から漏れ出た灯油が、近くを流れる浄水場の取水路(上の井)に流れ込んだことが分かった。この影響により市内では一時、市全体の7割を超える約9800世帯、2万4400人が暮らす範囲で、水道水の飲用停止や応急給水などの対応を強いられた。

市側は事故の経過や現状を報告した上で、今後の対応について説明した。水質監視体制の強化では、切石浄水場流入部の沈砂池にある既存の油膜検知器に加え、新たに臭気監視装置を来年度の上半期前半をめどに設置する考え。取水方法については「専用の導水管を作るのが一番安全」とし、井戸からの取水や、導水路を上水道専用の暗きょとするなどの対策を今年度末までに検討する方針だ。

議員からは再発防止に向けた早急な対応や、住民に向けた情報提供の改善を求める意見が相次いだ。灯油流出に伴う損害賠償についても質問があり、市は「製品を破棄した、受水槽の清掃代、営業できなかったといった苦情が寄せられている」と報告。それぞれの内容を調査し、対応を「顧問弁護士と相談する」とした。

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