繭蔵を改修、レコード店7月7日開店 岡谷

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元の造りを生かしながらレコード店として改修された繭蔵

岡谷市本町に残されていた明治時代前期の建築とされる繭蔵が、改修工事を経て7月7日、アナログレコード店「セラーレコーズ」として開店する。白しっくい塗り仕上げの外観など元の造りに近づけた建物となり、人々が集う新たな活用に向けて動き出す。同1~3日はプレオープン期間として営業する。

「シルク岡谷」の象徴の一つであり市内に現存する希少な繭蔵で、経済産業省認定の近代化産業遺産「金上繭倉庫」として残されてきた建物。旧サスダイ中村甫助製糸所が所有していたものを1957年に卸業の金上(同市)が譲り受け、倉庫として利用していた。

老朽化が進み今後の維持に悩んでいた金上側から打診を受け、一級建築士事務所・総合建設業サイト(同市)社長の浜一平さん(70)が、活用に向けて購入。改修工事に取り掛かった。

工事では建て増しされた倉庫などは取り壊し、木造3階建て土蔵の繭蔵だけを残した。蔵は既存の2階の床を撤去して2階建てとし、吹き抜けとなった1階にレコード店を設けた。店にはジャズなど洋楽・邦楽のレコード約3000枚を並べる。今後は周辺に貸しスタジオや飲食店を新築する計画もある。

23日は岡谷市の今井竜五市長らが見学に訪れた。市長は「昔の繭蔵のイメージが残るリニューアルをしてもらい、岡谷のいい宣伝材料になりそう」と今後の活用に期待した。

浜さんは「地域の歴史を物語る建物を残し、街の一つに組み込みたかった。多くの人に気軽に立ち寄ってもらいたい」と話していた。

プレオープンの営業時間は午後2~同7時。7日のグランドオープン以降は午後1~8時。火、水曜定休。問い合わせは同店(電話070・8555・6642)へ。

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