褒められると自己肯定感 県教組調査

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褒められている実感がある子どもは自己肯定感が高い傾向にあることが、県教職員組合上伊那支部が行ったアンケート調査で分かった。褒められていると感じている子どもは、叱られていても自己肯定感に大きな差がないことも判明。「褒めることは叱ることよりも自己肯定感に大きな影響を与えている」(同支部)と分析している。

調査は子どもの健全育成に欠かせない褒めること・叱ることから子どもとの関わりを考えようと、上伊那地方の小学5年、中学2年とその保護者を対象に7月に実施。児童生徒280人、保護者223人から回答を得た。

自己肯定感は自分を大切な存在だと感じる感情で、自分に自信を持ち、物事に意欲的に取り組めるとされる。アンケートでは「人の役に立っていると思う」「自分のことが好きだ」など10の質問から自己肯定感を40点満点で点数化。褒められているか、叱られているかという質問との関係を分析した。

小学生は「褒められており叱られていない」が39%で最も多く、自己肯定感も34・4点で最も高かった。次いで「褒められており叱られている」が30%、自己肯定感は34・2点だった。中学生は「褒められており叱られている」が30%、「褒められており叱られていない」が26%。自己肯定感はそれぞれ30・7点、30・8点だった。

小中学生とも褒められていると感じている子どもは、叱られていても自己肯定感に大きな影響はみられなかった。褒められていないと感じている子どもは自己肯定感も低い傾向を示した。

どんなことで保護者に褒められたいかという質問では、小中学生とも「テストの点数」が最多。これに対し、保護者は「家事」や「クラブ・部活動・社会体育」「宿題やテスト勉強」で褒めている割合が高かった。「子どもはここまでの頑張りも含めて褒めてほしいと思っているが、保護者は点数に満足していなかったり、点数は褒めるべきところではないという思いが垣間見える」とし、子どもと保護者との“思い“の違いも浮き彫りになった。

どんなことで叱られているかでは、小学生が「兄弟と仲良くしなかった」、中学生が「テレビ・ゲーム・スマホ」が最も多かった。「理由不明」(なぜ叱られたか分からない)という回答もわずかながらみられた。

調査結果は11月2日から開く上伊那教地区育懇談会の資料として提供する。「子どもとの接し方を見返すきっかけに」と多くの参加を呼び掛けている。問い合わせは同支部書記局(電話0265・72・2453)へ。

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