八面観

2021年10月17日付

秋深まる頃に思い出す人がいる。かつて届いた米ナスの絵手紙の印象か。円熟した人柄が秋の実りの充実感に重なる。ボランティアの代名詞のような人だった▼「仲間集めに困っているんだろう。どれ手伝ってやるよ」とにこにこしながら言う。福祉に観光、環境保護…

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2021年10月16日付

新型コロナウイルス感染症「第5波」が落ち着き、ワクチン接種が進むにつれて、場面によってマスクを着用しない人も見受けられるようになっているという。これまでずっと続けてきた息苦しさや煩わしさがあるのだろうか。自分とすれば今もなお、常備品になって…

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2021年10月15日付

夢で見た保育園時代の記憶は、驚くほどに鮮明だった。ミカンが入っていた赤いネットに固形せっけんが収まり、水道の蛇口にくくりつけられている。保育士が「ばい菌やっつけるよー」と合図すると、園児みんなで手をごしごし。今も欠かさない、手洗い習慣の出発…

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2021年10月14日付

今の日本の風潮は「今だけ、金だけ、自分だけ」だと、知り合いの経営者が嘆いていた。「三だけ主義」と言うそうで、東京大学の鈴木宣弘教授(農業経済学)が唱えた言葉だと聞いた。JAcom(農業協同組合新聞)に寄せた鈴木教授のコラムに詳しい▼ネットで…

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2021年10月13日付

伊那市の伊那北高校を明確に認識したのは3年前。当時飯田市内の中学校3年生だった長女から「Aちゃんが担任の先生に伊那北高校を勧められたって」と聞いた時だった。Aちゃんは長女の級友で学年一の秀才。高校進学の選択肢として校名が挙がったという。一方…

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2021年10月12日付

林業の就業者数は2004年から減少傾向が続き、14年にやや持ち直したものの、グラフは下る一方。ところが昨年度は6年ぶりに増加に転じ前年比で3人増えて1449人となった。県林務部信州の木活用課の調査による▼近年、林業分野に注目が集まって、関わ…

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2021年10月10日付

諏訪・高島城を出発し、国道20号を夜通しで歩く。目指すは50キロ先、韮崎・新府桃源郷。少し前まで、武田の里ウルトラウオークと銘打った催しが行われていた。参加経験のある読者の方々もいるだろう▼健脚ではないのだが、挑戦したことがある。県境までは…

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2021年10月9日付

古くさくて高尚な趣味と思われがちな短歌にも、なかなかどうして多彩な面があると歌人の故河野裕子さんが随筆に書いている。正岡子規が友人に宛ててたくさん出した短歌形式の手紙「はがき歌」を例に、実用性もその一つだと言う▼その内容は親しみとユーモアに…

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2021年10月8日付

和歌山市で水道水を送る水道管が通る橋が崩落し、大規模な断水が続いている。破損の原因は水道施設の老朽化。耐用年数間近の施設が何らかのきっかけで崩落した。これにより市内の4割近くにあたるおよそ6万戸が断水し、水のない不便な生活を強いられている▼…

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2021年10月7日付

藤子不二雄のSF漫画「ミノタウロスの皿」を初めて読んだのは、中学生のころだったろうか。青年を乗せた宇宙船が、地球に似た星に不時着する場面から物語は始まる▼星に降り立った青年が目にしたのは、牛に似た生物が文明を担う世界。食用に飼育される家畜は…

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