八面観

2021年1月18日付

食堂の日替わり定食のおかずにフキノトウの天ぷらが添えられていた。手に入ったから―と、一つ入れてくれたのだった。うれしくなって真っ先に口に運んだ。かみしめると、ほのかなフキの香りが広がり、独特の苦さに春の気配を感じた▼この冬は気温の変化が激し…

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2021年1月17日付

「初心にかえる」。「最初の頃の純粋な気持ちに戻る」といった意味で使われる。いったんは抑え込んだと思われた新型コロナウイルスがぶり返し、再び緊急事態宣言が出される事態となった。ここはもう一度、初心にかえる必要があるのではないか▼未知のウイルス…

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2021年1月16日付

ポタポタと規則的な落下が途切れ、点滴の終わりを見計らって看護師が片付け始めると、患者は「ぎりぎりまで入れてください」と請う。「皆の善意だものね」と看護師。その液剤は数千人分の血液でできている▼ヒトの血液はけがや手術など医療現場で欠かせない。…

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2021年1月15日付

温度の急激な変化に伴って血圧が大きく上下し、最悪死亡するケースもある「ヒートショック」。冬場の入浴時に多発するとされ、近年は交通事故による死者数よりも多く、社会問題になっている。高齢者は特に注意が必要と呼び掛けられている▼冬季に安全に過ごす…

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2021年1月14日付

全力でいまを生きる。内心で理想に描きながらも、いざ実践となると本当に難しい。コロナ禍で外出自粛のムードが高まった年末年始。自宅のテレビ画面の向こうで、球技や駅伝の全国大会に挑んだ学生選手たち、支えた人たちが、あるべき姿勢を教えてくれた▼今冬…

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2021年1月13日付

朝、新聞を開いて一番最初に見るのが「お悔やみ欄」だという読者は多い。お悔やみ欄が充実しているという理由で、長野日報を購読してくださる方もいる。記事には、故人の氏名と住所、亡くなった日時、年齢、葬儀・告別式の案内、職業や趣味、家族構成が定型的…

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2020年1月12日付

「あと半年、この状態が続いたら店はだめですね」。都内の名店で修業し、22年前に帰郷して日本料理店を開いた板前の亀山昌尚さん(53)はそういって苦笑いする。つき出しからお造り、焼き物、煮物、蒸し物、甘味に至るまで、一から手作りの料理を出し、簡…

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2021年1月11日付

日常的にマスクを着けるようになって初めての真冬を迎え、マスクの中でも結露が起きることを知った。くしゃみもせきもしていないのに、なぜ急にマスクが湿っぽくなったのかと驚いてしまった▼花粉症を患ったこともないので四六時中マスクをするのに違和感があ…

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2021年1月10日付

厳寒期の諏訪湖。忘れられない御神渡り(御渡り)がある。1月末になって湖がようやく全面結氷し、立春の日に御神渡りが出現した。鏡のような湖面に氷の隆起が現れ、うねりながら対岸へ延びる。2月の出現は実に30年ぶりだった。最後の最後に待望の瞬間が訪…

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2021年1月9日付

過去2千年間で最も重要な発明は何か―。各界の有識者に聞いてまとめた本の中で、アメリカのメディア評論家、ダグラス・ラシュコフ氏は、「消しゴム」と答えている。出版は2000年1月1日。千年紀の節目にちなむ企画だという▼消しゴムは一つの象徴で、ダ…

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