渋沢栄一の言葉に学ぶ やしゃごの健さん講演

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講演で渋沢栄一の言葉を紹介するやしゃごの健さん

駒ケ根市は2日、日本の近代市場の礎を築いた渋沢栄一に関する講演会を市文化会館で開いた。栄一のやしゃごに当たるシブサワ・アンド・カンパニー代表取締役の渋澤健さんが「渋沢栄一の『論語と算盤』で未来を拓く」をテーマに講話。約200人が聴講し、栄一が残した言葉から、現在や未来について考えた。

旧赤須村(現駒ケ根市)出身の実業家で「天下の糸平」と呼ばれた田中平八(1834~1884)に光を当てた「糸平フェスティバル」の一環で実施。平八と共に東京株式取引所の設立に関わった渋沢栄一に関する講演会を企画し、栄一について研究する子孫の健さんを講師に招いた。

健さんは栄一が残してくれた「素晴らしい財産」として、現代の社会にも通じる言葉を紹介した。平八について栄一は当時の「財界人3傑」の一人に挙げたたえており「東京株式取引所を立ち上げるきっかけをくれたのは平八さんだったかもしれない」と指摘。3人の偉人とも「未来志向でその時代の大きなうねりに適応して偉業を残した」と評価した。

栄一が考えた資本主義については「一部の人のために存在するのではなく、より良いあしたを築くために必要な、成長性ある仕組みを社会に構築させようとした」と紹介。栄一がイメージした近代的社会は「生まれがどのような立場であれ、才能をフルに生かし、参画できる社会」とし、経営哲学「論語と算盤」を現代的に解釈した上で「組み合わせることで新しい価値をつくり出す考え」の大切さを訴えていた。

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