諏訪市は21日、市文化センター（湖岸通り５）の大規模改修事業で、基本設計業務の完了に伴う市民向け報告会を同センターで開く。業務の進捗に関わる市民向け説明会などで出た意見を反映し、昨年度末に完了した基本設計の内容を報告する。午後の部と夜の部の２回に分けて開催。ともに事前の参加申し込みが必要になる。

３月の進捗に関わる説明会では、市側が館内機能の強化や耐震化、省エネ化に向けた改修内容、約39億円と試算した概算事業費などを説明。市民からは「今後一番利用する子どもや若い世代の声を反映して」との要望や、ホールへの反響板設置、緞帳の現状に近い形での保存などを求める意見が出た。

市は19日の市議会全員協議会でも基本設計の内容を報告する予定。21日の市民向け報告会を経て、実施設計業務の費用を盛った補正予算案を議会に提出する見通しだ。金子ゆかり市長はこれまで「状況を見ながら意見を聴きながら判断する」と述べ、提出時期などは明言していない。

報告会は１回目が午後１時半～３時、２回目が午後６時～７時半。２回目はオンライン配信も行う。参加希望者は電話、メール、ファクス、電子申請で申し込む（オンライン視聴は不要）。電話での申し込み、問い合わせは市文化センター（電話０２６６・５８・４８０７）へ。