戦時中の御柱祭 千葉の高木さん貴重な写真発見

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戦前の1938(昭和13)年と戦中の44(同19)年の諏訪大社御柱祭の写真が、千葉県市川市の高木昭さん(72)宅から見つかった。茅野市八ケ岳総合博物館は「御柱祭の戦中の収蔵写真はない。年代が特定でき、当時の祭りに参加する人たちの様子も分かる貴重な資料」としている。

高木さんの母親は永明村(茅野市ちの)の出身で、戦時中は古里に疎開していた時期もあったという。御柱祭の写真は古いアルバムに貼り付けて残され、ページには年代が記されていた。

珍しい戦時中の44年の祭りの写真は9枚。山出しの場面では、背中に「永明」の文字の入った法被のほかに、玉川の「粟沢」の旗が写る写真もある。里曳きの建て御柱の写真では、境内で氏子らが見守る中で御柱が立ち上がっていく様子が写されている。

多くの氏子が参加し、服装では法被のほかに国民服らしい姿もあって当時の世相を写している。この年、永明村は「本宮一」を担当していた。

戦前の38年の写真は木落しの風景が中心でこちらも9枚。木落しの坂の下はぎっしりと人で埋まっている。子どもや女性の姿が見られる写真もある。

同年の写真の中には、高木さんのいとこの竹村征晃さん=茅野市本町東=が経営する「三浦屋」の店名と「御慰問」の文字の印刷された木落し風景の写真もあり、竹村さんは「こんなに古い物がよく残っていた」と驚く。

高木さんは「地元で見られるよう有効に使ってもらいたい思いもある」と話していた。

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