正月飾りの縁起物ナンテン 中川で収穫最盛期

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真っ赤に実ったナンテンを収穫する杉澤さん=19日朝、中川村南向

真っ赤に実ったナンテンを収穫する杉澤さん=19日朝、中川村南向

正月飾りの花木として、上伊那地方南部・竜東地域で栽培が盛んな「ナンテン」の収穫が最盛期を迎えた。約1200株を栽培する中川村南向美里の杉澤要さん(90)も、真っ赤に染まった実と葉のバランスを考えながら家族4人で忙しく作業。「難を転じる縁起物。昔の人たちが大切にしてきた伝統を守り、良い新年になるよう飾ってもらえれば」と汗を流している。

JA上伊那は、十数年前にナンテン栽培の拡大を図り、中川村南向のほか駒ケ根市東伊那、中沢を中心に約40戸が生産している。今年は15日から26日までの12日間収穫し、昨年並みの約1万5000本を主に関西地方へ出荷する。

杉澤さんは父親の代からナンテンを育て、以前は飯田市の商人が買い求めに来ていたという。15年ほど前から本格的な生産を始めてJAに出荷するようになり、10アールで栽培。全国的に珍しく上伊那でも2戸のみの「白ナンテン」も作る。

ナンテンは管理が比較的容易とされるが、木は硬く、真冬の屋外での作業は過酷。それでも今年は霜の影響が少なかったといい、19日も朝から次々と手際良く収穫して「寒さはこたえるけど、収穫を迎えると年の瀬を感じる。出来具合は平年並み。まあまあだ」と話していた。

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