ニュース回顧 岡谷小閉校、統合2校スタート

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「新たな仲間と出会えて良かった」。10月下旬、岡谷市岡谷田中小学校で開かれた音楽会で、全校児童のひときわ大きな歌声が響いた。3月末に岡谷小が閉校。統合校の一つとなった岡谷田中小では仲間が加わり、「学びや活動を通してかけがえのないつながりができた」と、児童たちが力強いメッセージを音楽会場で発信した。

統合に先立ち、岡谷、田中、神明3小学校は幾度となく交流を重ねてきた。3校の交流活動は、不安を取り除く児童ケアと、幅広い友達関係を築くのが狙い。児童たちは「統合前に仲良くなろう」と、学校探検やミニ運動会で心を通わせ、思い出を共有。交流を糧に、今春から「岡谷田中小」「神明小」の統合2校として、新たな歴史の一歩を踏み出した。

「児童ケアへの準備が万全を期し、思っていた以上にスムーズに統合できた」と、統合企画教員の竹内良之教諭は岡谷田中小のこれまでを振り返る。運動会や児童会活動の中で、「新しい仲間と関わるうれしさが伝わってくる。子どもたちは環境の変化や出会いをプラスに受け止めた」と話す。一方で、関係性を築くのが苦手な児童をはじめ、一人ひとりの気持ちを推し量っていくことが、今後の課題だ。

懸念されていたのが通学路の安全面。交通量の多い道路に横断旗を設置したほか、地域やPTA、市教委の協力で、登下校の見守り活動を行ってきた。改善を重ねながら、今後は連携して除雪の体制強化を図っていく。

統合から約9カ月。神明小では、保護者から安堵の声が届く中で、「統合で終わりではない。より子どもの絆が強まるよう見つめていきたい」と気を引き締める。岡谷田中小との合同遠足を開くなど、兄弟校のような深まりを大事にしていく考えだ。 

統合に伴い、現在は両校とも校歌、校章のない状態が続く。各校で検討委員会を立ち上げ、来年度までに結論を出す。

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