狙われる貴金属店 諏訪市で昨年3件

LINEで送る
Pocket

貴金属店を狙った強盗や盗みが諏訪市で相次ぎ、昨年1年間で3件発生した。12月28~29日に「ジュエリー金と銀」(同市小和田南)で貴金属類など被害総額5000万円余に上るとされる盗難事件が起きたのを機に、諏訪地方の貴金属店では改めて防犯に気を引き締め、警察は一層の対策強化を求めている。

昨年1月10日に有賀貴金属店(諏訪市湯の脇)に何者かが押し入り現金数百万円や宝飾品などを奪い、店主にけがを負わせる強盗事件が発生。4月8日には「ザ・ゴールド諏訪店」(同市四賀)に男2人が押し入り、刃物を見せて脅迫し現金約7万円を奪って逃げたが、その後、犯人は逮捕された。

「防犯について一層の力を入れていく。他人事ではない。自己防衛をしっかりしていきたい」。一連の事件を受け「三村貴金属店」(同市諏訪)を経営する三村昌暉さん(69)は、そう話す。同店も過去に被害に遭っている。1995年、店に何者かが侵入し約1000万円相当の貴金属類が盗まれたが、未解決という。

同店は事件後、警備会社と契約し、ショーケース内に陳列する商品を多くしないといった対策を取った。諏訪市内で相次ぐ事件に、三村さんは「窃盗犯はインターチェンジがある街の店を狙う。そして国道に面している店舗を標的にし、すぐに逃げられるよう店選びをしているのではないか」と推測する。

県時計宝飾眼鏡商業協同組合理事長で「鐘の鳴る店中沢」(茅野市ちの)を経営する中沢国忠さん(76)も被害に遭う寸前の経験を持つ。「約40年前の深夜、外からトイレの窓を破られ店内に侵入されそうになった。鉄格子があったので未遂で済んだ」と振り返る。今回の事件を受け「組合の加盟店と防犯の情報を共有していく。自分の店は自分で守るようにしなければ」と気を引き締めた。

諏訪署生活安全課の澤渡知成課長は、警備会社と契約しているステッカーを貼ったり、「防犯カメラ作動中」などと書かれた札を取り付けたりするのも有効と指摘。「窃盗犯に入られない(標的にされない)店作りが大切」と強調し、各店に注意を呼び掛ける。

おすすめ情報

PAGE TOP