水への影響さらに調査 霧ケ峰下のソーラー事業

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大規模太陽光発電所の環境アセスで水への影響について中間報告された説明会=15日、茅野市民館

諏訪市霧ケ峰下に「諏訪市四賀ソーラー事業(仮称)」として大規模太陽光発電所の開発を進めるLooop(ループ、本社東京都)は15、16の両日、水環境に対する環境影響評価(環境アセス)調査についての説明会(中間報告)を開いた。このうち15日夜の茅野市民館には住民ら約100人が出席。一帯の地下水など水の流れを十分に解明するよう求める声が出た。

計画区域面積約188ヘクタールを開発する予定。現在、環境アセス準備書が今年の夏から秋に公表される予定で調査が進められている。今回の説明会は、計画地の下流域の茅野市米沢地区で湧水や河川への影響を懸念する声が根強く、反対運動も起きていることから中間報告として開いた。

調査を実施する環境コンサルタント業者は、計画地や踊場湿原を含む霧ケ峰南側斜面の水の流れの仕組みについて説明。茅野市北大塩の湧水「大清水」は、標高の高い場所で降った水が湧いており計画地からの影響は少ないのではとの見方を示し、さらに調査を進めるとした。

住民からは、計画地近くに産業廃棄物の埋設地があることから、今回の開発による影響を懸念する声も目立ち、事業者は「影響について調査しないといけない内容だと思っている」とした。

茅野市側下流域の反対運動について事業者は「反対の要因をきちんと調査しアセスに反映したい」と答えた。

説明会に合わせ、事業者からは計画全体に関わり調整池に新たな工法を採用することや盛り土の場所について変更する方針が示された。

16日夜は諏訪市文化センターで開かれ約60人が出席。茅野市米沢地区の米作りへの影響や諏訪市側の水の調査の必要を指摘する声があった。ほかに霧ケ峰の自然について、出席者間で▽山の維持管理が難しくなっている▽開発後の環境の変化が心配―といった意見を述べ合う場面もあった。

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