茅野市運動公園の環境保護 ニホンリスの会発足

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野生のニホンリスが生息する茅野市運動公園(同市玉川)の自然環境を守り続けていこうと、写真愛好家や市民有志が「茅野市ニホンリスの会」を5日発足し、設立総会を公園内にある市総合体育館会議室で開いた。会則と事業計画を決め、会長に発起人の一人で元市議の堀晃さん(78)=同市宮川=を選出した。任期は4月から2年。

会員数は茅野市の60~70代を中心に市内外の28人。リスを撮影する写真愛好家や会の趣旨に賛同した住民有志、茅野市議などが入会した。

総会には約20人が出席。会の目的を「野生のニホンリスが自力で長くすみ続けることと、ニホンリスの野生の生態を観察できる自然環境を維持する」とし、野生のリスを育んできた自然環境を守ることを活動の柱に据えた。餌を与えるといった“過剰な保護”をしないことも確認した。

初年度は生息数や繁殖状況の調査、リスの主食となるクルミや栗の持ち帰り防止啓発、公園管理者の市への要望・提案などに取り組む。堀会長は「大勢の知恵と力をまとめる中で、運動公園にリスがいつまでも生息する環境を実現したい」と語り、生息調査や写真展の開催、キャラクターの作成に意欲を見せた。

同会によると、ニホンリスは1976年の公園開設時から生息している。餌となるオニグルミの木が園内にあることが要因といい、野生のリスが観察できる公園として、県外のカメラマンや研究者も訪れる。11~12月の調査では2003年に35匹いたが、天敵に襲われたり交通事故に遭うなどして、ここ5年は20匹前後で推移しているという。

リスの生息調査や保護活動に取り組む団体の発足は初めて。来賓として祝辞を述べた市教育委員会スポーツ健康課の鋤柄敏課長は「市民とリスとの共存を図っていくために会と協議をしながら粛々と進めていきたい」と述べた。

入会の問い合わせは、事務局の古沢昌宏さん(電話0266・72・9881)へ。

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