井月しのび住民が一句 伊那市手良で句会

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井上井月を偲ぶ句会が19日、伊那市の手良中坪公民館で開かれた。手良地区内の住民30人が投句し、うち10人が句会に参加。県シニア大学で俳句を指導する羽場桂子さん=同市美篶=を講師に句を鑑賞し、上達を図った。

句会は、手良で句会を行っていたという漂泊の俳人井上井月(1822~87年)をしのんで年1回開き、今年で18回目。小学1年生から80代まで幅広い年代が句を寄せ、前回より4句多く集まった。

参加者は、羽場さんの添削した作品と元の句を比べながら、切れ字の効果的な使い方や情景の表現方法などについて学んだ。参加者の1人が「二百年樹伐られ早春の水したたる」と詠んだ句に対して、羽場さんは「情景を見たまま、すべて説明したくなる気持ちは分かる。だが、六分目ぐらいに説明を抑え、鑑賞者に任せる」とアドバイス。「早春や二百年余りの大樹伐る」と詠み直した。

高橋忠代表は「井月がなじみになり、句会に子どもをはじめ、新しい参加者も増えてきた。だが、一般にはまだまだ広がっておらず、俳句を気軽に作ってもらえるよう、活動を続けていきたい」と話した。

区民の句は4月中旬ごろまで、手良公民館で展示する予定。

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