2017年04月13日付

LINEで送る
Pocket

咲き始めたばかりの桜の花には強すぎるぐらいの雨だったが、たっぷり与えられた水が植物には力になるのだろうか。きのうは少し肌寒かったが日差しがあり、開花がずいぶん進んだように思う。通勤で使う幹線道路沿いの桜並木にも「待ってました」と言わんばかりの勢いが見えてきた▼枯草ばかりだった風景に色がのってきたのが分かる。梅が咲き、桜があちこちで花びらを広げている。川沿いのヤナギがなんとなく黄緑色に変わってきて、透明感ある水彩画のような爽やかさを振りまき出した。いい季節になった▼河原のやぶからウグイスの鳴き声がする。鳥たちの動きも活発になっているようだ。勢いを増してきたのは土手の草花も一緒で、足元で丈を伸ばしている雑草に気付き、じきに草刈りに追われるようになるな―と思ってうんざりもする▼桜の名所は夜も色を発する。ぼんぼりの柔らかな光で照らし出される桜には風情がある。ライトアップも各地で行われている。効果的に光が当てられ、浮かび上がる桜は印象的だ。どこか都会っぽく、芸術のように見えるのは、人工の光を使ってきれいに見せる演出だからなのか▼ありのままの花の美しさと光が創り上げたそれは別物だと分かったうえで、「光害」にならない程度の光のショーなら、プロの演出を楽しんでみるのもいい。花の期間は短い。花見は昼夜両方行ってみるのがいいかもしれない。

おすすめ情報

PAGE TOP