小中学建物で非構造部材耐震化 諏訪市推進方針

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諏訪市は、地震時の落下防止へ市立11小中学校の建物に使用されている「非構造部材」の耐震化を進める方針だ。今年度は全小中学校で劣化状況を把握する調査を行い、どんな対策が必要か確かめる。調査対象として体育館のつり天井や照明器具などを想定。学校生活を送る子どもたちの安全確保につなげ、避難所に指定されている体育館の耐震を強化する。

同市の小中学校耐震化では建物の柱や梁など主要な構造部分を優先。2015年度の上諏訪中体育館建て替えで建物は終了したことから、非構造部材の耐震化に入ることにした。

東日本大震災や熊本地震では避難所の体育館の天井材落下などがあった。市内でも小中学校体育館はいずれも大人数を収容する広域避難所に指定されており、対策が課題になっている。

調査対象には体育館のバスケットゴールや校舎の多目的ホールの天井材、窓ガラスなども想定。国で示された点検チェックリストを使って変形やひび割れといった劣化状況を確認する。調査では足場を組むため、体育館の使用が一部制約される可能性があるという。

今年度は3年に1度の小中学校特殊建築物の定期報告調査の年のため、非構造部材の調査も含めて業務委託する。一般会計に関係費用784万円を計上。市教育委員会は調査後に対応を検討し、早ければ来年度から工事に入りたい考えだ。

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