綱置場に上社用材8本 辰野から搬入

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クレーンで曳行開始地点に下ろされる本宮一。大勢の氏子が歓迎した=25日午前10時14分、茅野市・原村境

クレーンで曳行開始地点に下ろされる本宮一。大勢の氏子が歓迎した=25日午前10時14分、茅野市・原村境

諏訪大社上社御柱祭の御柱用材8本が25日、伐採地の上伊那郡辰野町から、山出し曳行(えいこう)開始地点の茅野市、原村境の綱置場に運ばれた。大型トレーラー2台がそれぞれ2本の御柱用材を載せ、午前と午後の2回に分けて片道62キロの道のりを移動。沿道や綱置場では大勢の氏子が木やりやラッパで出迎え、1週間後に迫った御柱祭の開幕に向けて掛け声を響かせた。

上社の御柱用材を辰野町から調達するのは今回が初めて。御柱用材となるモミの大木は、昨年9~10月に同町の横川国有林で伐採され、麓の観光施設「かやぶきの館」に安置されていた。

トレーラーは前面に「御柱御用」を掲げて同館を出発し、国道153号を通って伊北インターチェンジ(IC)から中央道上り線を走行。富士見町の諏訪南ICで降り、原村内の八ケ岳ズームライン、県道富士見・原・茅野線(通称鉢巻道路)、美濃戸口、八ケ岳中央農業実践大学校を経て綱置場に到着した。

午前便で本宮一と本宮四、前宮一、前宮四、午後便で本宮二と本宮三、前宮二、前宮三を運び、クレーンで下ろした。搬送業務は、伐採地から同館までの仮搬出を担当した平澤林産(伊那市)と、丸登運送伊那営業所(上伊那郡南箕輪村)が請け負った。

目通り周囲335センチ、長さ約18メートル、重さ約9トンの本宮一が配置される場所には、曳行(えいこう)を担当する豊田・四賀地区から300人近い氏子が集まり、御柱を一礼で迎え、業者に花を贈り、木やりや万歳三唱で歓迎した。

8本の柱は午後4時30分までに、本宮一を先頭に約300メートル間隔で並んだ。上社御柱祭安全対策実行委員会の飯田政信曳行部長(65)は「雪もなく順調に終えることができた。一安心です」と語った。平澤林産の平澤照雄社長(60)は「困難な仕事だったが奉仕できたことを光栄に思う。お祭りの偉大さを感じた。氏子の皆さんの願いが結実する瞬間を見届けたい」と笑顔で話した。

御柱の木作り安全祈願は26日に本宮三、前宮三、前宮一、30日に本宮一、本宮四、前宮二、前宮四、31日に本宮二で行われる。4月2日には諏訪大社御柱祭のトップを切って、上社山出しが3日間の日程で開幕する。

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