2017年05月30日付

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過去40年近く変わらなかった体重が、ここ1年で5キロも増加した。生活環境が変わったわけではなく、食生活が変化したわけでもない。同じものを同じように食べているのに体重が増えるのは、それだけ体の代謝が悪くなったということなのだろう。いや応なしに若いころとは違うことを思い知らされる▼近年、健康に対する人々の意識は確実に強まり、食生活でも健康志向が高まっている。店で売られている食品やレストランのメニュー表にはカロリー表示されたものが多くなった。特定保健用食品の市場規模も10年間で倍増し、喫煙率は減少の一途をたどっている▼健康食品やサプリメントもちまたにあふれかえるようになってきた。健康のために何かしなければ―と焦り、手っ取り早く健康食品に手を伸ばそうとするのだが、あまりの多さに何を選んでよいのやら、戸惑うばかり▼長野県は平均寿命ランキング上位の常連だ。しかしある保健師は「本当は健康寿命が大切」と話す。厚生労働科学研究として2013年に実施された調査によると病気やけが、体の衰えなどで日常生活が制限される期間の県平均は男性9・82年、女性は12・72年でともに全国平均を上回った▼「健康で長生きすること」。周囲の人に負担をかけないためにも、これがいかに大切かは分かっている。無理なく自分のできる範囲内で健康な体を維持する努力をしていきたいものだ。

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