49年間ありがとう 岡谷たちばな幼稚園が閉園

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学校法人岡谷立正学園(清水随静理事長)が運営する岡谷たちばな幼稚園(岡谷市長地小萩、貝渕良子園長)は26日、閉園式を開き、49年の歴史に幕を下ろした。同園を巣立った卒園生や園児の保護者ら約230人が集まり、たくさんの思い出が詰まった幼稚園との別れを惜しんだ。

釈迦の教えを土台とする仏教的人間の基礎作りを教育目標に掲げ、1967年に開園。鼓笛合奏、俳句、英語、合宿などの体験学習を行い、一人ひとりの園児に寄り添う教育を展開した。

卒園児は1000人を超え、地域の幼児教育の一翼を担ってきたが、創立者の死去や園舎の老朽化、入園児の減少に伴い、2014年度に新規入園児の募集を停止。20日に最後の卒園児8人を送り出した。

閉園式で清水理事長は「教職員と保護者が一致団結して当幼稚園の幼児教育をつくり上げた。多くの方に感謝したい」とあいさつ。貝渕園長は「閉園はしてしまうけど、心の中にはたちばな幼稚園があり続ける。ずっと忘れない。楽しい思い出をありがとう」と述べた。

この後、卒園生を代表し、80年卒の澤井靖忠さん(42)=岡谷市長地小萩=が「この幼稚園が記憶から消えることは決してない。私たちはいつまでもたちばなの子ども」と力強く語った。最後に園児たちが園歌などを歌い、「楽しかった幼稚園」「過ごした毎日を忘れない」「本当にありがとう」とメッセージを添えた。

このほか、園児たちに環境教育の場を提供したNPO法人しなとべが園児と一緒に取り組んできたこれまでの学習の成果をファイルにまとめ、一人ひとりに贈呈した。

式典後は園庭で餅つきが行われた。子どもたちは屋内外で元気いっぱいに遊び、幼稚園での最後の楽しい思い出を胸に刻んだ。教室や廊下には卒園生の名簿や園生活を振り返る写真などが飾られ、幅広い年代の卒園生が当時を懐かしんでいた。

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