竹沢長衛の動画初公開 貴重な姿、関心集める

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南アルプスの開拓者、竹沢長衛(1889~1958年)の遺徳をしのぶ第59回長衛祭(実行委員会主催、長野日報社など後援)は24、25の両日、伊那市長谷と山梨県境の北沢峠(2032メートル)を拠点に開いた。初日の碑前祭では山岳関係者の間でもほとんど存在が知られていない長衛の動画を初公開し、参加者たちの関心を集めた。

動画は、郷土歴史家の矢澤章一さん(89)=同市高遠町=が1956(昭和31)年3月に当時貴重なフィルムカメラで撮影した。若い頃から長衛小屋に通い、長衛にかわいがってもらった縁から、動画を実行委に託し、長衛祭での公開が実現した。

収録しているのは自宅でくつろぐ長衛や、北沢峠へ向かう長衛親子、日本女子大学山岳部が雪洞を掘る様子など。森林鉄道やボンネットバス、戸台分校など、現在では見たことがある人が少ない風景もモノクロ映像で収めている。

長衛祭では専用のコーナーを設けて大型テレビで上映した。参加者のほとんどが動いている長衛を見るのは初めてとあって、貴重な映像を食い入るように見入っていた。動画は高遠長谷商工観光課が保管している。

矢澤さんは「多くの人におじい(長衛)の動く姿を見てもらえてよかった。動画を見たい場合には、きちんと管理されているので、正式な手続きをしてほしい」と話している。

動画は市教育委員会が進める資料のアーカイブ事業でも保管管理されている。

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