御柱街道・下社山出し編 3:木落し坂

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崖に近い急坂が最大の見せ場となる木落し坂

崖に近い急坂が最大の見せ場となる木落し坂

下諏訪町萩倉地区の集落を抜けると最大の見せ場となる。最大斜度35度、長さ約100メートルの木落し坂だ。頂上からせり出した御柱に勇壮な男たちがまたがり、悲鳴にも似た大歓声を受けて勢いよく滑り下る。

木落しは3日間にわたり、4月8日に春宮四、春宮三、秋宮二の3本、9日に秋宮四、春宮一の2本、10日に春宮二、秋宮三、秋宮一の3本。支柱に巻き付けられた最後尾の追い掛け綱を斧(よき)で断ち切ると、巨木は坂下へ落ちるように動き出す。

対岸の砥川河川敷には観覧席が設けられ、一帯を埋め尽くした見物客からどっと歓声が沸き上がる。「男見るなら七年一度 諏訪の木落し坂落し」とうたわれ、諏訪人が心意気を示す。御柱の最先端に乗る「ハナ乗り」は最大の名誉とされるが、命懸けだ。

坂の頂上には、かつて追い掛け綱をくくりつけていた樹齢200年以上ともいわれる「追い掛け松」が立つ。坂の中腹下側には大祭の安全を祈願する「木落社(木落し社)」の祠(ほこら)がある。

木落し坂下から国道142号を経て旧道に入り、山出しの曳(ひ)きつけ地点、注連掛(しめかけ)へ。山出しの翌日に8本の柱を清める「注連掛祭」が行われ、5月14~15日の里曳きを待つ。

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