諏訪の精密ミニ四駆で技術発信 10月WS

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ミニ四駆作りに向けた工場見学で加工された素材を見る参加者=諏訪市の松一

諏訪の精密加工技術にデザイナーの発想を組み合わせた「ミニ四駆」作りへ、首都圏の若手デザイナーやエンジニアら計24人が18、19の両日、諏訪市を訪れている。10月に東京都内で車体を組み立てるものづくりワークショップ「ハッカソン」に向けた顔合わせ。18日は市内企業で参加する7社のうち6社の製造現場を見学し、ミニ四駆作りへイメージを膨らませた。

諏訪伝統のものづくり産業に外部の視点を入れて地域に活力を生む諏訪市の「SUWAクリエーティブシティ化戦略事業」の一環。高い技術を持つ諏訪の企業と発想力豊かなエンジニアらが連携し、速さやスピード制御など技術を集めたミニ四駆作りに挑む。自動車メーカーに勤めたり、ロボット工学や電子回路に関わったりする人などが参加している。

2グループに分かれて3社ずつ見学。精密加工業の「松一」では研磨機で鋼材を磨く作業を見学。松澤正明社長(54)から「マッチの頭ぐらい小さくても研磨できる」と聞き、驚いた様子だった。同社は素材の表面を鏡のように仕上げる鏡面の加工が得意で、松澤社長はミニ四駆作りへ「空気抵抗も考えながら研磨の技術を生かせれば」と話した。

自転車のスピードメーターやライトの開発を手掛けるエー・アイ・エヌでは開発の苦労話などに耳を傾けた。

参加者は各社のものづくりに対する姿勢にも触れた。システムエンジニアの藤田健介さん(32)=東京=は「それぞれの工場でいろんな工夫をしていることが分かった。ミニ四駆作りに何ができるか考えたい」。市産業連携推進室は「この機会に参加者が交流を深め、新たなビジネスチャンスにつながれば」と話した。

ほかに共進、デーデック、丸安精機製作所、nittohを訪問し、市役所では小松精機工作所の担当者から会社の説明を聞いた。

19日は参加者を7チームほどに分け、アイデアを出し合う。チームごと2カ月かけて準備。10月14、15日に都内に集まりミニ四駆を作り、レースをする。同19~21日の諏訪圏工業メッセにも車体を披露する予定だ。

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