マツタケ増産へ 辰野町職員プロジェクト始動

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辰野町は今年度、職員による「New Face(ニューフェース) マツタケ増産プロジェクト」をスタートした。若手職員たちが中心となってマツタケが発生しそうな町有林を整備し、古里の特産品を育てる試み。小横川の穴倉山を第一弾の活動エリアとし、5年後の発生を目標に作業を進めていく。

町特産のマツタケは一般市場で定評があるほか、ふるさと納税の返礼品でも一番人気となっている。町は次代を担う若手職員が自ら山に入ってマツタケを育て、産地活性化につなげよう―と掲げてプロジェクトを企画した。

活動にあたっては、町の2015年度生産者向け講習会で講師を務めた「マツタケ博士」こと藤原儀兵衛さん=伊那市上新山=に助言を仰ぎ、増産に適した場所と作業内容を検討。アカマツ周辺での雑木の枝打ち、しばかき(落ち葉などの処理)を行うことにした。

初回作業は7月下旬、20~30代の若手職員や加島範久町長、管理職ら約20人が参加して、穴倉山の標高1100~1200メートル地点で実施。マツタケ山管理士の資格を持つ産業振興課の両角哲也林務係長が指導し、鉄製のレーキ(熊手)を使ってマツタケの成長をさまたげる落ち葉やケロウジ菌を取り除くなどした。

山仕事は初めての若手職員が多く、不慣れな作業に苦戦したというが「自分で山を歩いて作業することは、町を知る何よりの勉強になる」と前向きな感想が聞かれた。今後も年数回のペースで山に入り、マツタケの生育状況を確めながら整備を続ける。

プロジェクト発案者の山田勝己まちづくり政策課長は「職員が育てたマツタケをふるさと納税の返礼品に、と将来の夢を膨らませている」と期待。「町内には放置されたままの山林が多い。職員が実践型のプロジェクトでモデルを示し、町全体にマツタケ増産の輪を広げられれば」としている。

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