2017年09月08日付

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ちょっとした心配りや手助けを実践することで、障がいのある人が暮らしやすい地域社会を実現しようという「あいサポート運動」。2009年に鳥取県の独自運動としてスタートし、各地に広まっている▼長野県では13年に「信州あいサポート運動」として始まった。運動に賛同する企業や団体には認定証が県から贈られる。現在27の団体が認定を受け、事業所内や地域に向けて、障がいに対する理解を広めたりサポート活動を展開したりしている▼福祉関連の事業所や金融機関などが多く取り組む中、今年度、初めて学校が認定を受け、大人が中心だった運動の輪に生徒たちが加わった。須坂市東中学校。福祉学習に力を入れており、キャリア教育に福祉を取り入れ、この運動に関わって4年目を迎えて、認定された▼主に3年生が、障がいについて研修を受ける。全校に向けた発表会もある。同校が伝統的に全校生徒で取り組んでいる、特養老での清掃ボランティア活動では、3年生が下級生を指導する役目も果たす▼今年度の清掃活動で、施設から学校にうれしい報告があった。「今までの姿と、ちょっと違う」と生徒の成長ぶりが評価された。「構えた様子もなく、生徒が明るく普通に入ってきた」。学校の願いは「普段の暮らしの中、自然体で福祉の感覚を感じてほしい」ということ。校内に新たな「福祉」の空気が漂い、じんわりと広がりつつある。

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