伊那のカモシカシードル 国内勢で唯一金賞

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受賞を契機にさらに意欲を高める入倉さん

国内外のシードル(発泡性リンゴ酒)の品質を競う初開催の審査会「フジ・シードル・チャレンジ2017」で、伊那市横山のカモシカシードル醸造所の「ラ・ドゥージィエム・セゾン」の甘口が国内勢で唯一の金賞に輝いた。昨年設立して醸造1年目での快挙。入倉浩平所長(37)は「常に勉強して、おいしいシードルを作りたい。本場欧州のコンテストも目指せたら」と意欲を高める。12日は入倉さんが市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞報告した。

アジア最大規模のワイン審査会「ジャパン・ワイン・チャレンジ」の一環で、銘柄を伏せて品質のみで8月に都内で審査を行った。出品があった5カ国50点余を専門家が評価。8点の金賞はフランスの4点など海外勢が7点を占めたが、そこにカモシカシードルは肩を並べた。辛口タイプの別の銘柄も銀賞を受けた。

「酒につきっきりで手を掛けてきたので非常にうれしい」と入倉さん。「コンクールも大切だが、一般の皆さんに味わっていただくことが本来の仕事。いろいろ努力しながら考えて酒造りをしたい」と続ける。

異業種から参入して、自社農園も運営。使うリンゴは地元横山産が大半を占め、数年後にはブランデーやリキュールなどの醸造も計画している。信州大学が開発した赤果肉のリンゴも活用している。

10種類を醸造。今季も10月初旬のロゼを皮切りに新酒出荷が始まる。「地元のおいしいリンゴを使っており、地域の人に一番に愛してほしい。地元料理と合わせて楽しんでもらえれば」。研修生を含めスタッフ3人の小さな醸造所だが、夢は大きく広がる。

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