2017年09月23日付

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「自分の力を海外で役立てたい」と、志を持って発展途上諸国へと赴く国際協力機構(JICA)のボランティア事業の隊員たち。そのうち青年海外協力隊の今年度第2次隊が、各隊員の活動の地へと出発する▼長野県から参加する7人が県庁で中島副知事を表敬訪問した。それぞれに研修を受けて準備を整えた隊員たちは、引き締まった表情。いよいよ活動が始まるという実感も湧いて、決意を新たにしただろう。各自が2年間のボランティア活動に向け、熱意を語った▼作業療法士としてソロモンで活動する岡谷市の大滝咲美さん(26)は、着任地について「ゆったりと時間が流れる国。とても楽しみにしている」と期待感を話した。リハビリを助ける仕事は生活を支援することだといい、「現地の生活を理解し、それに合った支援をしたい」と張り切る▼茅野市の鍼灸マッサージ師、両角大智さん(35)はケニアへ。視覚障がい者の職業指導でマッサージを教えるといい、異文化への対応に不安も感じながらも、「10年の経験を生かして役に立ちたい」と前向きだ▼自分だけ良ければ、という考えがまかり通るような世界になった。とは言え、外国のために自ら汗を流そうという人は、日本人ばかりではないだろう。相手を知ることから始まる支援活動だ。各地で行われているそんな活動は、先方の国の人たちの希望になり、隊員たちの未来にもなっている。

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