文化祭で「防災」考える 伊那市東部中

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全校アンケートの結果から防災意識の現状を知った東部中の生徒たち

伊那市東部中学校生徒会(桑原泰成会長)は9月30日、同校文化祭「第49回すず竹祭」の生徒会企画で、防災を考えた。東日本大震災の復興支援をきっかけに仙台市の高砂中学校と「さくらプロジェクト」と呼ぶ交流活動を行っている生徒たちが、被災地の中学校に学ぶ新しい取り組みで、高砂中との交流の中で、防災への意識や考え方の違いを感じ取った東部中生徒会が、文化祭の企画として取り上げた。

防災意識の現状を知るために、事前に全校アンケートも行った。集計によると、普段家庭で「災害が起きたときにどうするか話をしている」と答えた生徒は全体の4分の1程度。身近な場所で大きな被害があった2006年の豪雨災害も生徒たちには就学前の出来事で、この日、当時の映像を見た2年生の男子生徒は「今までここは安全だと思っていた」と驚いた様子だった。

防災意識を高めた後は、自分たちでできることについて意見交換した。3年生の男子生徒は「日ごろから準備をしておいた方がいい」と発言。3年生の女子生徒からは「親と離れてしまうこともある。親の連絡先を知っておくことが大事」という意見があった。

企画のまとめをした女子副会長の唐澤諒子さんは「東日本大震災から時がたち、私たちの記憶から少しずつ薄れつつある。そんな今でこそ、高砂中とつながっている私たち東部中生から、災害についての意識を高めていくことが大切なのではないか」と投げ掛けた。真剣に話し合う生徒の様子を見ていた小松雅人校長は「被災地とともに私たちの防災を考えていく―という新たな形が東部中学校から発信されるのではないか」と期待した。

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