期日前若者が立会人 10、20代投票率向上へ

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公職選挙で投票率が低いとされる若年層に投票を促そうと、各自治体の選挙管理委員会が、10代や20代前半の有権者に投票立会人を担ってもらう取り組みを進めている。今回の衆院選で、原村では初めて10代の男女が立会人を務めている。村選管は「10代が立会人をすることで同世代の若い有権者の選挙への関心が高まれば」と期待を寄せる。

村選管によると、事前に立会人の一般募集をしたところ、7人から応募があり、働き掛けのかいもあってか、このうち3人が10代の男女だった。期日前投票では常に2人の立会人が投票事務全般を監視する。応募した3人は14、15、16日に1人ずつ成人の立会人と一緒に職務を果たす。

14日に務めた岡谷東高校3年の荒木花純(かすみ)さん(18)=同村柏木=は「社会に出る前に政治や選挙について知りたい」と応募した。半日経験し、「若い人がほとんどこない」と実感。将来の夢は保育士といい、「自分の将来にかかわることなので投票は大切。同世代にも投票に行ってほしい」と話した。

諏訪市では15日に県福祉大学校1年の増澤祐子さん(20)=同市湖南=と夏川はるみさん(19)=同市大和=が務めた。一般募集の9人の中に10、20代はいなかった。2人は市明るい選挙推進協議会(明推協)の会員という立場で引き受けた。若者の投票行動について2人は「選挙とか政治とかいうと、堅くて難しそうでどこか遠くの存在」「周りでも選挙や投票が話題になることはあまりない」などと話し、周囲の同世代の捉え方を代弁した。

県選管によると、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初めての国政選挙となった昨年7月の参院選では、18、19歳の投票率が47・64%、20~24歳が40・29%、25~29歳が46・44%でいずれも低調。高い年代の65~69歳の81・56%、70~74歳の81・24%と比べると大きな差があった。

学生会の役員をしている関係で立会人となった2人だが、政治に目を向けるきっかけになったようで、増澤さんは「立会人を務める以上は必要かと思い、政治のニュースに気を止めるようになった」と語った。夏川さんは今回が初めての投票といい「周囲の人にも選挙について話題にしてみようと思う」と話した。

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