下諏訪に県立文学館を 29日に講演や大会

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文学研究や資料収集の拠点となる県立文学館の設置を目指す「『信州文学館(仮称)』設立推進会」は29日午後2時から下諏訪町の下諏訪商工会館で、講演会・大会を開く。昨年発足した同会が文学館設置への取り組みを広める狙いで企画。諏訪地方ゆかりの数学者で、作家、エッセイストとして活躍する藤原正彦さんの講演などを行う。

推進会は代表の文芸評論家東栄蔵さん=長野市=ら9人の発起人を中心に発足。49人の賛同人も加わって活動を進めている。事務局を務める上田女子短大教授の中西満義さん(58)によると、県内には個人を顕彰するような文学館や記念館はあるが、県全体を総括する文学館はない。実現に向けて住民の理解を深めていくのが課題という。

29日の講演会・大会では、事務局の中西さんが「文学を育む風土」、NPO県図書館等協働機構理事長の宮下明彦さんが「市民協働の運営について」と題し、目指す文学館の姿を説明。引き続き、藤原さんが講演する。演題は「故郷信州と父、母そして私」。ともに作家で父の新田次郎、母の藤原ていの話も交えて講演する。

講演会について中西さんは「文学館設置の活動を広げるステップにしたい」、賛同人で同町での会場設営に協力した「サロンしもすわ」代表の樽川通子さん(88)は「信州は多くの文学者や出版人を輩出していて、文学館は必要。機運を盛り上げるきっかけに」と期待している。

問い合わせは中西さん(電話0263・33・5589)か、サロンしもすわ(電話0266・28・5012)へ。

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