ブッポウソウ守り人の記録 伊那合庁で写真展

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ブッポウソウの保護活動を知ってもらうために県伊那合同庁舎で始まった写真展(手前は専用の巣箱)

伊那市荒井の県伊那合同庁舎で1日、ブッポウソウの写真展「美しい村(中川村)のブッポウソウ」が始まった。県内市町村では今季最多の営巣数が確認された中川村の保護団体「ブッポウソウの里の会」による保護活動の記録で、保護意識の普及のために県上伊那地域振興局が協力した。22日まで。

県天然記念物で絶滅危惧種の渡り鳥ブッポウソウは、県の保護回復事業計画による巣箱かけと、営巣しやすい環境づくりの成果で上伊那南部への飛来が増えており、今季の営巣数は記録が残る1990年以降最多の23つがいを確認した。繁殖の中心は同村で、17つがいが営巣し、約70羽が巣立ったとみられている。

写真は会員や同会の活動に理解を示すアマチュア写真家が撮影したもので、10点を飾り出した。併せて、巣箱づくりや巣箱かけ、観察会の様子を写真付きで紹介。県から材料提供を受けて作った専用の巣箱も公開した。堀田文雄局長は「上伊那にはブッポウソウが繁殖できる環境があり、保護活動をしている人がいて、実際に巣立っているということを知っていただく機会になる」と展示を歓迎した。

写真展は里の会の活動を知ってもらい、保護意識を広めていくことが狙い。展示した活動報告では「美しいブッポウソウの姿を見ることのできる伊那谷であるために、自然への配慮や感謝の気持ちを忘れてはいけない」と投げ掛けている。初崎津釣副会長は「毎年2~3つがいずつ営巣が増え、私たちも手応えを感じている。巣箱の材料を提供してくれている県や、ブッポウソウの保護に理解がある地域の人たちのおかげ」と話している。

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