23日に諏訪で設立式典 信州難聴者協会

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聴覚障がい者らでつくる「県中途失聴・難聴者協会」は今秋、特定非営利活動法人格を取得し「NPO法人信州難聴者協会」(濵富美子理事長)と改組、新組織を設立した。難聴者がこれまで以上に自立した生活や社会参加が出来るようにし、加えてノーマライゼーション社会の実現を支援する。23日午後1時15分から諏訪市総合福祉センターで設立式典を開く。午後2時からの記念講演は一般公開し、同市在住の画家原田泰治さんが「一本の道」と題して話す。聴講無料、来場を呼び掛けている。

同協会の前身は1987年に発足した任意団体「県難聴者の会」で、2年後に「県中途失聴・難聴者協会」として正式に設立された。会員は、生まれた時から難聴だったり、言葉を習得した後に失聴したりした人で、聞こえの程度も幅が広い。

聴覚の障がいは外見では容易に判断できないため、周囲に理解されにくく、難聴者自身が物事全般に消極的になるケースが多いという。こうしたさまざまな背景を抱える協会は、仲間との交流、社会活動の促進などを目指し、コミュニケーション手段の確保に尽力してきた。手段の一つとして要約筆記に注目。筆記奉仕員の養成を支援、利用の促進などを図っている。

法人化はこれまでの活動を一層活発にし、社会的に認知され信頼される団体を目標に9月、設立登記を行った。

記念講演会は、同協会から依頼を受けた原田さんが全面的に協力。同市に生まれ開拓農民として伊賀良村(現飯田市)に移住、広大な景色を見る鳥の目と細部まで観察する虫の目を養い、その後47都道府県全てを取材。国内外で展覧会を開く今日までを、未公開の映像を交えながらたどる。

濵理事長は「この機会に協会を知ってもらい、ぜひにとお願いした原田さんの講演を聞いてほしい」と呼び掛けている。

聴講無料。希望者は直接会場へ。問い合わせはNPO法人信州難聴者協会(電話0267・78・3392)へ。

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